YZF-R6 2017年モデルの国内販売時期

先日プレストコーポレーションより2017年モデルのYZF-R6の発売時期と販売価格の発表がありました。発売時期はブルー・ブラックが6月以降、ホワイトが7月以降の予定で、参考小売価格は1,566,000円(税込み)との事です。

※2018年モデルの状況は、こちらの記事に記載しています。(クリックで開きます)















価格は10年前のR1と同じか少し高いくらいでしょうか・・・
2004年式のR1に昔乗ってまして、その時が車体価格が140万くらいだったので、600ccのバイクも高くなったなぁと実感しています。






 アッパーカウルはR1と同じようなデザインになっています。

プレストコーポレーションのHPには、
「"凄みを纏った未来感"の鍵がポジションランプです。2本の導光体を位相させて織り込んだLEDポジションランプによって睨みをきかしたフェイスを構成しています。」

と書かれています。
「凄み」!?凄みと言ったらやはりこれでしょう!!

kawasaki Z1000 SUGOMIエディションです・・・

凄み」と言ったらウチだろ!!と川崎重工さんに怒られそうですね(笑)

話がそれましたが、R1とR6、デザインは似ていますがR6の方がシャープで個人的に好みです。
R1のアッパーカウル
次にサイドカウルですが、前モデルよりも形状が大幅に変わっています。


私、前回のWSSタイグランプリを見て思ったのですが、17年モデルのR6と前モデルのR6に関してはエンジンは同じなのに、ストックマシンのレースで明らかに旧型のデチャクライサートのマシンがカリカスロのマシンよりもストレートで劣っていました。
この辺はストックマシンと言えど、レースの世界ですから細かい仕様の変更がストレートスピードに影響しているのかもしれませんが、もしかしたらサイドカウルの影響があるのかもしれません。



過去にSUZUKIのMotogpマシンのGSR-Vの開発の人がサイドカウルの形状に悩んでいるとの話を聞いたことがあります。
サイドのエアダクトを無くしたり小さくすれば空力が良くなりトップスピードが伸びるが、排熱が追いつかなくなってしまう。
逆に排熱の為にダクトを開ければ最高速が落ちてしまう。
だからサイドカウルのダクトの形状はトップスピード、エンジン性能にも影響するので相当考えて作っていますと・・・
エンジンの話が出たので少し記載しますが、このR6恐らく排ガス規制EURO4の関係で少し馬力が落ちるのではないかと予想できます。プレストコーポレーションのHPには馬力NAと書かれています。


 シートレールはマグネシウムにより軽量化
17Lのタンクもアルミタンク採用で1.2kgの軽量化に努め形状も変わっています。
HPを見る限り、アルミタンクを作るうえで苦労があったようで、ニーポケット部が窪むなど複雑な形状のアルミ製タンク成形は、縮みにくいアルミの特性が障害となり困難とされていました。17年モデルでは、プレス成形後CMT(Cold Metal Transfer)溶接を実施。 
さらに溶接機では卜ーチが入り込めない部分は、熟練スタッフの手作業で溶接、強度と密封性、美しい外観を実現しました。
背面溶接のない締麗な仕上がりで、アルミならではの表情が特徴です。
と記載されています。
転倒の際パーツを取り寄せる時はずいぶん高そうですね・・・


 フロント周りも変更があります。フロントディスクφ310mmからφ320mmに変更。
公式HPにYZF-R1同型パーツを採用しました。と記載があるので、もしかしたらR1の様にブレーキキャリパーのピッチがブレンボと同じサイズに変更されているのかもしれません。
さらにフロントホイールはYZF-R1S(北米仕様)と同型との事です。


サスペンションに関しては、 φ41mmからφ43mm径インナー チューブのKYB製倒立式サスペンションになっています。
加えてアクスルシャフトもφ25mmとなりYZF-R1と同型になっているそうです。


 そして、今回のR6にはトラクションコントロールシステムが搭載されています。
元々電スロで規則上ABSを搭載しないと発売できないという訳の分からないお役所仕事で作られた規則もあり、どうせならトラコンを加えて価格アップさせよう!
という考えから搭載されて無いことを祈ります。
あくまで公道を乗るユーザーのためを思ってのトラコン搭載だと思っています。




けど、600ccでトラコン必要ですか?
WSSを始め国内レースでも600ccはトラコン禁止です。
R6をちゃんと解って購入する人みんなサーキットユーザーです。
1000ccのスーパースポーツでもサーキットでトラコンを使うときには最弱(もしくはOFF)で走るのにレースレギュレーションで使えないトラコンを600ccに搭載してもなぁ~と思います。

どんな時でもコケるときはコケるし、飛ぶときは飛びます。
トラコンにコストはかけないで、オートブリッパー搭載にするべきだったと思います!

現行型のR1もオートブリッパーには対応していませんが、ECU書き換えで可能になります。
細かく言えばR1だけでなく、 MT-09 ABS無 -2015  MT-09 ABS有 -2015  MT-09 Tracer -2015 YAMAHA YZF-R1 2015- ができるそうです。
ECU書き換えで できるのならメーカーがオートブリッパー搭載して発売するべきだったと思います。

あと一点、個人的に気になるのが、メーターに「GPS」との表記があるので細かい仕様が気になるところです。

最後に、個人的にR6に求めたい点があります。

〇 先ほど記載したように、トラコンを装備しないでシフトダウン対応のクイックシフターにしてほしい。

〇 トラコンがついてないので値引きして欲しい。

〇 シングルシートカウルをオプションにしないで標準装備にし、タンデムシートとタンデムステップを排除。
タンデムシートとタンデムステップはオプションにして欲しいです。

SSに乗っている人はタンデムなんて皆無と言っていいくらいしないし、する人は車検の際に仕様変更で登録する方式にしてほしいです。

DUCATI 916系のモノポスト・ビポストの様に割り切っていいと思います。
バイクの値段が上がった今、オプションのシングルシートを買うのが前にも増して酷になってきました。

登場の経緯からしてR6がコレをしてくれるのが一番かなぁと思っています。




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