KTMが2stエンジン搭載のバイクを発売まさかのユーロ4対応!!!

以前よりインジェクション装備の2ストロークエンジン搭載のバイクを発売すると言われていましたエンデューロモデルのKTM 300 EXCですが、まさかのユーロ4対応で発売されるそうです。

えぇ~!!ユーロ4通ったの!?と驚いてしまいました。
気になる発売時期ですが、正式な日本での発売時期は今のところ不明ですが、ヨーロッパでは6月の初めに発売されると公式に発表されています。
KTM 300 EXC
HONDAも以前からクリーン2stエンジンを作ると言ったり、特許を取ったりしていますが、その後どうなったのしょうか?記事中で触れていきたいと思います。
とりあえず、KTM 300 EXCの詳しいスペック等は以下の通りです。



KTMのHPによると、スペックは

エンジン型式 単気筒、2ストロークエンジン
総排気量 293.2 cm³
ボア×ストローク 72mm×72mm
圧縮比 -
始動方式 キック&セルスターター式
変速機 6速
プライマリードライブ 26:73
クラッチ湿式、DDS多板クラッチ、Brembo製油圧式
セカンダリーギアレシオ 14:50
EMS Synerject

フレームデザイン クロームモリブデン鋼製セントラルチューブフレーム
リアサスペンション WP Xplor PDS ショックアブソーバー
サスペンションストローク (フロント) 300 mm
サスペンションストローク (リア) 310 mm
フロントブレーキ ディスクブレーキ
リアブレーキ ディスクブレーキ
フロントブレーキディスク径 260 mm
リアブレーキディスク径 220 mm
キャスター角 63.5 °
ホイールベース 1482 ± 10 mm
最低地上高 370 mm
シート高 960 mm
燃料タンク容量 (約) 9 L
READY TO RACE 重量 (燃料なし) 103 kg

となります。
正にモンスターマシンですね。
YZ250のスペックが可愛く見えます・・・
今年の世界一過酷なエンデューロレースと言われるエルズベルグロディオに使用するライダーが多くなるのではないでしょうか?
エルズベルグロディオを知らない方も多いでしょうが、毎年レッドブル公式ページで放送されています。
本当に過酷です。非常に見ごたえがあり、YouTUBEで「Erzberg Rodeo」で検索すると去年のレースのフル動画が見れますので、さらに興味を持ったら見てみてください。
文末に動画を貼っておきます。

さて、話を戻しますが、このエンジン素晴らしいの一言に尽きます。
2stバイク全盛期に2stバイクで育った私としては、2stのインジェクションマシンなんて夢のようです。
RONAX500
宝くじが当たったら絶対に欲しいと思っている、NSR500の最終型から作った 公道も走れる2ストロークV4 500cc フューエルインジェクション搭載で最高出力160hpのエンジン搭載。更に逆回転クランクを採用しているRONAX500に憧れる日々を送っていますが、このKTMのエンジンをSDRのフレームに乗せて、SDRオーナーたちの間では定番?TZ125の足回りを組んだマシンを作ったほうが現実味があるし、非常に面白いのではないか?と構想が膨らむばかりです。

KTMは過去にWGP 250cc時代に日本人ライダーの青山博一を起用して参戦していましたし、このエンジンを利用してロードモデルを作ってくれたら確実に買います!!
ってか必ず爆発的に売れるはずです!!
べらぼうに速くてカウリングも超カッコイイKTMのGP250マシン

と、いうか個人的に気になったのはHONDAです。
2000年に排気ガス規制が強化され、殆どのメーカーも2st 250ccマシンの生産を辞め、市販で購入できる最後のモデルとなったアプリリア RS250が2003年を持って生産中止となり、世界選手権も2009年で2stマシンは姿を消しました。

確か2004年頃に雑誌で読んだ記事にHONDAが2stの火を消さないように、クリーン2stエンジンを研究しているという記事を確かに見た記憶があります。
また、2015年にホンダは面白い形の2stエンジンの特許を取っています。


噂ではこのエンジンはバイク用でないとの事ですが、2004年頃からクリーン2stエンジンの研究が進んでいるのなら、KTMに影響を受けて追従して欲しいです。




さて、一つ前の記事でMotogpに電動クラスが新設されると取り上げたばかりですが、バイクも年々厳しくなる排ガス規制の影響で電動化が進んできています。
今のガソリンエンジンが生き残るには排気ガスのクリーン化技術の向上がカギを握ってくることは必須です。
2stバイクが絶滅し、何年4stのバイクを乗っても2stバイクの魅力は2stでしか味わえないですし、2stで育った世代としては本当に復活して欲しいです。

レースもMotoGPに2stと4stの混走時代があったように、2stと4stと電動の混走レースがあったら技術発展にもつながるし、面白いかもしれません。
極端な話、Ducati999のようにシート下に箱型の大きな浄化装置を付けてでもいいから作れないもんでしょうか?
実際にKTMがユーロ4を通したって前例が出来ましたし、HONDAさんホント何とかしてください!!

最後に知らない人の為に、文中で紹介したエルズベルグロディオの動画を貼っておきます。
本当に過酷です。非常に見ごたえがあり、YouTUBEで「Erzberg Rodeo」で検索すると去年のレースのフル動画が見れますので、さらに興味を持ったら見てみてください。
ちなみに、貼ってる動画は、あくまでも1ステージに過ぎません。
ガレ場のステージなんて絶望そのものです。




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