ハーレーダビッドソン、ドカティ買収を断念。

以前、「伊ドカティ VWグループに売られる!!買収先は米ハーレーダビッドソンか!? 」という記事を書きましたが、フォルクスワーゲングループのDucati売却について動きがあったようです。


アメリカ大手の世界の最新経済情報やニュースを手がけるブルームバーグが5月にフォルクスワーゲングループがDucatiを売却すると報じ、買手としてはCVCキャピタル、ペルミラ、ヒーロー・モトコープ、ロイヤル・エンフィールズといった会社や投資コンサルタントが最終の候補だと報じていました。その後、ロイター通信が関係者の話として、米二輪車メーカーのハーレーダビッドソンが、イタリアの同業ドゥカティを買収するため、入札への参加を準備していると報じました。しかし、ここへ来てロイターは、ドカティの入札はイタリアのファッションブランドであるベネトンも参加し、ハーレーダビッドソンは業績悪化によりドカティの入札には参加しないだろうと報じています。


ベネトンと言えば、世界60か国で展開する「ユナイテッド・カラーズ・オブ・ベネトン」 を筆頭に、「SISLEY」や「プレイライフ」「Killer Loop」などの服飾ブランドを展開しています。
配下には、スキー用品のノルディカ、ローラーブレード、高速道路社アウトストラーダおよび高速道路のサービスエリアから展開したレストランチェーンの「アウトグリル」  などがあります。
かつてはF1チーム「ベネトン・フォーミュラ」も抱えていました。
今回、ベネトンファミリーの投資に特化した子会社のエディツィオーネ・ホールディングが入札に加わるようです。



他の入札参加者に名前が上がっているのは、世界的なプライベート・エクイティ・ファンドのベインキャピタルや、インドの自動車メーカーのアイシャー・モーターズ、同じくインドで自動車やオートバイの製造をしているバジャージ・オート等も参加すると言われています。
他にも様々な投資ファンドなどが入札に参加される見通しです。
(印)バジャージ・オートのパルサー200RS

ロイターによると、フォルクスワーゲングループは、14億ユーロ(1,814億円)~15億ユーロ(1,944億円)での売却を望んでいるのですが、価格が高すぎるとして入札を断念した企業が何社か有り、フォルクスワーゲングループは、価格面で妥協する必要が出てくるとの指摘も上がっています。
しかしながら、買収額は最大で17億ドル(約1,890億円)に達するだろうとも言われています。

一体、Ducatiはどれくらいの値段で、どの企業の傘下に入るのでしょうか!?
来年には新型V4マシンの発売も予定されていますし、今後もDucatiから目が離せませんね!!

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