タイトル争いは絶望的!ロッシ、トレーニング中に骨折!!


Movistar Yamaha MotoGP チームから参戦中のレジェンドライダー バレンティーノ・ロッシ選手が、現地時間8月31日木曜日の午後7時頃、ウルビーノ近くのパルキウーレ山道で、エンデューロバイクでのトレーニング中に、転倒した際に右足が岩の下には右足の腓骨と脛骨を骨折してしまいました。事故後、検査のためウルビーノの病院へ自家用車で搬送されました。医師による診断を含めた発表は、現地時間で金曜日の朝、9月1日に発表される予定です。直ぐに手術ということになるのでしょうが、復帰はいつになるでしょうか?今回骨折した部位ですが、2010年のイタリアグランプリFP2で怪我した場所と同じ部位のようです。



次戦 サンマリノGPはロッシの地元とも言えるコースだったので地元のファンもがっかりしていることと思います。
以前の記事 レオン・ハスラム&チャズ・デイビス復帰!!ライダー達の驚異の治癒力まとめ でも書きましたが、2010年の骨折は、通常ならばリハビリ開始まで最低6ヶ月もの療養期間を必要とする種類の怪我でありながら、ロッシの為の医療チームが結成され、当時の最先端医療技術を投入した甲斐あって、ロッシは僅か6週間で回復して再び戦列に復帰しました。

しかし、現在ロッシは38歳。
前回のように驚異的な復帰は厳しい可能性が高いです。
ポイントランキングも近年稀に見る接戦になっていることから、実質今年のタイトル争いからは脱落という形になります。

ロッシは今年の5月25日にも、モトクロスでのトレーニング中に負傷し、胸部および腹部に怪我をしました。
ロッシに限らず、最近オフロードバイクでのトレーニング中に深刻な怪我をするライダーが多いですね。
昔と比べテストできる回数が規制され、GPマシンに乗れる時間が大幅に減っているので、マシンに乗れない時間を補うためにライダー達が自主練して怪我をするというパターンが目立ちます。

今回の怪我でロッシは、少なくとも2戦は欠場するとは思われます。

果たして、第15戦 10月15日にツインリンク もてぎで行われる 日本GPには復帰できるのでしょうか?
このキャンペーン の為にも日本GP辺りで復帰して欲しいところです。



病院には、ロッシの関係者たちが直ぐに集まったようです。

事故直後の父グラツィアーノ・ロッシのコメント
「片足にケガをしていて、ヴァレンティーノも楽観はしてません。
かなり動揺しています。
ヤマハから何か公表されるはずです。
これからレントゲン検査をしてみなければ・・・骨折の恐れがあるようでね。
レントゲンのためにブーツを切らなければならないでしょう。
ヴァレンティーノが『すごく痛い』って言ってました。」
との事です。

先日、サムブレーキのことを記事にした のですが、ロッシも右足2度目ということで、サムブレーキの使用を始めるかもしれませんね・・・
もし、日本GPに間に合わなかったら代役ライダーは中須賀 選手になるのか、野左根 選手になるのか・・・?
色々考えてしまいますが、後遺症が残らず、一刻も早い復帰を待ってます。

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