Ducatiの新フェアリング登場!シャリンのタイムは!?MotoGP オフィシャルテスト1日目結果



2月16日から3日間の日程でタイのチャーン・インターナショナル・サーキットでMotoGPクラスのオフィシャルテストが行われています。

今回のテスト1日目で早くもドカティが新型フェアリングのテストを行いました。

また、ジョナス・フォルガーの代役として今回、初めてYZR-M1に乗るハフィス・シャリン選手の適応能力やタイムに注目が集まっています。

果たして、シャリン選手は初めて乗ったYZR-M1を乗りこなすことができたのでしょうか?

各ライダーからもコメントが出ていますので、紹介したいと思います。



アンドレア・ドヴィジオーゾは、オフィシャルテスト初日にドゥカティ・コルセが準備した新しいフェアリングのテストに着手しました。
11回のコースインで60ラップを周回すると、1分31秒台を13回、1分30秒台を1回記録して、トップタイムから0.148秒差の4番手でテスト初日を終えています。



アンドレア・ドヴィジオーゾのコメント
「僕たちのバイクにとって、このコースは相性の良いトラックのようです。
他車を追走する機会がありませんでしたが、本当にコースは僕たちのバイクと僕のライディングスタイルに適応しています。
みんな初めて走るチャーン・インターナショナル・サーキットで、マルケスと僕がトラックに対して素早く適応したのは明白ですが、あと2日間で全員がコースを理解し、良くなって行くでしょう。
フェアリングの仕事はいつも特別です。
セットアップだけでなく、気に入るかどうかで決断を下すのが難しいんです。
今日は1時間半ほどテストをしてみたけど、適したフィードバックを提供するために、もっと周回を重ねる必要があります。
フェアリングの仕事は本当に難しいです。(2回目)
今日は新しいシャーシも準備されましたが、今日は使用しませんでした。」

とのコメントです。
「フェアリングの仕事は本当に難しい」と2回も言っていますねw
ドヴィがテストしたフェアリングですが、新たに2タイプのフェアリングをテストしたようです。
中でも、一番目を引いたフェアリングは、縦にウイングが広くなり、従来よりも大型になっています。





こちらはウイングが小さいタイプのバイクです。









ホンダからは、マルケスとクラッチローのコメントが出ています。



マルク・マルケスのコメント(初日3番手)
「テストの始まり方がとても嬉しいです。
最初から良い感じがあったので、トラックを良く把握することに集中しました。
リズムを掴んでからは、バイクの新しいことを幾つか試し始め、少し電子制御に集中しました。
セッションが進むと、多くのライダーたちが上位に進出してきたので、各ライダーのペースを理解するには、最終日まで待たなければいけないでしょう。
明日は全員が大きく良くなるでしょうね。
コースレイアウトに関しては、スクーターで走ったとき速いように思ったのですが、自分のバイクに乗ってみると考えていたよりも速くなかったです。
2速・3速のコーナーが多く、加速とハードブレーキングのセクションもあります。
もしかしたら、タイヤマネージメントが難しくなるかもしれないので、その分野の仕事に取り組む必要があります。」



カル・クラッチローのコメント
「ブリーラムのサーキットに来て、走れたことが最高です。
沢山の人たちがテストを観に来てくれたことは、本当に良かったです。
サーキットを本当に良く学ぶことができ、前回のテストで発言したように、ホンダはこの冬に素晴らしい仕事をしてくれました。
現状、バイクの本当に良い感じがあります。
基本的なフィーリングは昨年と同じですが、昨年と比較してポジティブな点があり、それを活かすことができます。
残り2日間も懸命にテストと仕事を続けたいです。
時差ボケに苦しんだことは、今までに一度もなかったのですが、昨夜は問題があり、眠りについたのは朝の5時でした。
僅か2時間半しか寝られなかったのでら、一日中あまり調子が良くありませんでした。
今夜はしっかり寝て、明日からもチームと一緒に良い仕事がしたい」

との事です。
クラッチローは初日のテストを、11度のコースインで70ラップ周回し、1分30秒797で初日1番手につけています。

一方、チームメイトの中上選手は初日17番手ですが、朝から裸でコース内をランニングし、気合充分でテストに挑んでいるので、良いテストができるように検討をお祈りします!
それにしてもイイ体ですねぇ。





スズキからは、アレックス・リンスのコメントが出ています。
リンスは12回のコースインで70ラップ周回し、1分31秒台を14回、1分30秒台を2回記録して、トップタイムから0.012秒差の2番手で初日を終えています。



アレックス・リンスのコメント
「今日のテストは、すごく楽しかったです。
全員にとって初めてのトラックですが、最初からトラックを上手く理解して楽しく走れました。
今日は、あまり多くのことを試さずにバイクのセットアップに集中しました。
明日は幾つか新しいことや、新しいフェアリングやサスペンションを試すつもりです。
この流れを維持していきたいです。
チャーンでのカギは一貫性とグッドなリズムですね。
このコースレイアウトはスズキに良く適しています。」

何かどのメーカーも「ウチのバイクに適したコースだ!」と言っているような感じがしますね・・・
昨年低迷していたスズキですが、しっかりとテストで結果を出しつつあるので、良いことだと思います!


ヤマハからは、バレンティーノ・ロッシとヨハン・ザルコのコメントが出ています。
まずはロッシから紹介したいと思います。
ロッシはトップタイムから0.392秒差の8番手で初日を終えています。




バレンティーノ・ロッシのコメント
「ここ3、4年は誕生日にM1を走らせていますね。(2月16日が誕生日)
ある視点から見れば、誕生日に仕事をしなければいけないので大変ですが、他の視点から見れば、誕生日にM1を走らせることは誕生日を過ごす最高の方法なんですよ。
いつものように、今日もハードワークでした。
特に、このトラックは非常に閉まっています。
第一印象はそれほど悪くないですね。
もしかしたら、トラックは最悪だったかもしれないけど、非常に良かったです。
明日からは特に、加速に関して沢山テストしなければいけません。」





ヨハン・ザルコのコメント(初日12番手)
「新しいトラックで走れることが本当に嬉しいです。
コースレイアウトは思っていた以上に良かったです。
最終的な順位は完璧ではありませんが、上位陣からコンマ5秒差です。
全員とのギャップは、信じられないほどにタイトです。
まだ5日間のテスト日が残っているから(カタールも含んで)、全力でアタックラップをしませんでした。
最後にユーズドタイヤでコースに出ました。
良いフィーリングが持て、快適なベースが見つかりました。
今日は本当に良いテストをしました。
まだバイクが良くなることを実感しています。」

との事で、YAMAHA勢は初日テストを、やや苦戦している状況でしょうか?

そして、フォルガー欠場の問題を抱えるテック3ですが、AUTOSPORTの取材にて、ジョナス・フォルガーが完全回復した場合、2019年シーズンにフォルガーの起用に向けてチームスポンサーとパートナーたちを説得する意向だと答えています。

そんな状況を知ってか知らずか解りませんが、渦中の中にいるシャリンは、まるで少年のように憧れのYZR-M1に跨りこの表情!



完全に目が逝っちゃってますね(笑)

さて、注目のMotoGP タイ オフィシャルテスト1日目のリザルトは以下の通りです。

MotoGP Official Test Buriram リザルト ※クリックで拡大


う~ん・・・シャリン最下位ですね。
今まで乗って来たバイクと違って、MotoGPマシンですからね・・・
覚えなきゃいけないことが沢山でしょうし、あと2日でどういったポジションに付けるか注目です!
果たして、シャリンはテック3から正式に2018年シーズンのオファーが来るのでしょうか!?
要注目です!!




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