ロッシ、2020年まで現役希望か!?Motogpクラス カタールテスト1日目 結果



3月1日~3日の日程で、開幕戦の開催地となる、カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで行われています。

例によって、各選手のコメントとカタールテスト1日目のリザルトを紹介しようと思いますが、今年で2年契約が切れ、動向が注目されている 現役レジェンドライダーのバレンティーノ・ロッシ 選手が、2019年から2年契約を更新する可能性を匂わせるコメントをしているので、まずはロッシ選手のコメントから紹介したいと思います。




バレンティーノ・ロッシのコメント
「状況はハッキリしています。
その前に、エルベ・ポンチャラル 氏がヤマハから離脱するという決断は思ってもいませんでした。
僕たち(VR46チーム)は最高峰クラスに参戦するチームのことを考えていて、良い機会になるかもしれませんが、2年後にヤマハと共に最高峰クラスのチームを所有することはないでしょう。
僕はあと2年走り続けるかもしれません。
僕が引退したときには、その可能性があると思えますが、それは2019年でも2020年でもないです。」

とのコメントを残しており、ロッシはヤマハと再度2年契約を行い、2020年まで走るのではないか?と話題になっています。
恐らく、グランプリが開幕して何戦か走ってから決めるつもりでしょうが、本人としては「引退したい」という訳ではなく、「走りたい」という気持ちのほうが大きいのでしょう。


さて、カタールテスト1日目ですが、モビスター・ヤマハ・MotoGPのマーベリック・ビニャーレスが、オフィシャルテスト1日目に1分55秒053の1番時計を刻みました。
ビニャーレスは、セパン・インターナショナル・サーキットで開催された今年最初のオフィシャルテスト2日目以来のトップタイムとなりました。



マーベリック・ヴィニャーレスのコメント
「タイではプッシュする自信がありませんでしたが、今日は良くなりました。
最初はバイクに良い感触がありませんでしたが、幾つかのセットアップを試してみたら感じが良くって、フロントをプッシュできるようになり、ステップ・バイ・ステップでラップタイムを伸ばして行くことができました。
可能な限りにベストなバイクになるようにテストを進めています。
今日はピットレーンに出る度に感じが良くなり、最後のランではライディングスタイルに集中しながら沢山の周回を重ねました。
バイクは非常に一貫していて、上手く走ることができましたが、コーナーのスピードと旋回、加速に手を入れなければいけないので、集中力を維持しテストを続ける必要があります。
とにかく、改良したかったところが良くなっています。
とても良いことです。」

バイクが良くなったことをコメントしているビニャーレスに対して、チームメイトのロッシもバイクが良くなったことをコメントしていますが、電子制御にまだまだ問題があるようで、ビニャーレスから0.379秒遅れの7番手となりました。



バレンティーノ・ロッシのコメント
「バイクが良く走ります。
タイヤのグリップを感じますが、多くの問題に見舞われた2週間前のタイと全く同じです。
バイクは非常に速かったですが、シャーシと電子制御のテストを沢山しなければいけません。
まずはデータをチェックして、明日は異なることを試すことになるでしょう。
今日の順位には喜べませんが、コンマ3秒差は悪くないです。
バイクは良く走るので、良い1日でしたが、改良していかなければなりません。

ロサイルがヤマハに適しているか解りません。
トラックのキャラクターではなく、バイク・タイヤ・路面の組み合わせだと思います。
ヤマハに適したトラックか、苦しむトラックを判断するのは難しいです。
1度トラックを走ってみないと確認できません。」

とのコメントです。
ホンダ勢からはマルク・マルケスからコメントが出ています。
マルケスは、47ラップ周回し、トップタイムから0.492秒差の10番手で初日を終わっています。



マルク・マルケスのコメント
「電子制御に焦点を当てながら、ベースのセットアップを見つけることに集中しました。
最初はエンジンが少しアグレッシブでしたが、最後にはセッティングが良くなり、よりスムーズになりました。
改良して行く必要がありますが、初日としては良かったです。
このトラックは他のトラックと比較して、ホンダへの要求が厳しいです。
そのことを覚悟していますが、ロサイルサーキットは好きです。
楽しいし、それほどタイムも離されていませんしね。
明日は幾つかの詳細を詰めて行きます。」



ロサイルで苦戦しているマルケスと変わり、ドカティのアンドレア・ドビジオーゾは好調で、テスト初日を2番手で終えています。
ドカティ有利と言われるロサイルサーキットなだけあって、本人は「簡単にタイムが出た」とコメントしています。



アンドレア・ドビジオーゾのコメント
「ポジティブな1日となりました。
幾つか重要なテストを実施し、フェアリングテストの後にセッティングに集中しましたが、グリップがあまりなかったのでトラックのコンディションは理想的ではありませんでした。
とにかく、簡単にタイムが出ましたが、まだやるべき仕事が沢山あります。
今のところ フィーリングは良いです。
レースを考えて細かいところの調整が必要ですが、良い兆候です。」

とのコメントです。

KTMのポル・エスパルガロは、2月12日にスペイン・バルセロナ市内の大学病院で手術した腰椎の回復具合を確認しながら、10度のコースインで56ラップを周回しました。
初日はトップタイムから1.222秒差の19番手でテストを終えていますが、怪我の容態が悪く、2日目以降のテストをキャンセルすることを決断しました。
尚、テストライダーのミカ・カリオが変わってテストプログラムを継続することになりました。



ポル・エスパルガロのコメント
「ここに来られたこと、走れたことは良かったのですが、残念ながら明日も続けて走るための準備が十分でないと感じました。
今日は沢山の周回を重ねましたが、体調が整っておらず、普通に走ることができません。
より良いバイクにするために開発することが必要ですが、今の僕はいつものポルではありません。
周回したことは良かったですが、明日はミカが僕の代わりに走ることになるでしょう。
ミカの方が僕よりも良い仕事をすると思います。

手術から僅か2週間しか経っていません。
リハビリは通常2か月後から始まります。
手術したところに違和感を感じ、それを補うために他の筋力が必要となり、バイクの上でストレスを感じてしまいます。
明日は、できる限りサポートに回り、トラックとボックスでアドバイスを与えようと思います。」
とのコメントです。


チーム・スズキ・エクスターのアンドレア・イアンノーネは、58ラップを周回し、トップタイムから0.054秒差の3番手で初日を終えています。



アンドレア・イアンノーネのコメント
「すごく良い始まりです。
バイクのフィーリングは特にフロントエンドがすごく良いです。
以前のテストではフロントのエンドのフィーリングに苦しみましたが、今回はすごく良い感じがあり、本当にハードにプッシュすることが可能です。
その上、ここまでのテストで不足していた新品タイヤの良い感じを見つけることができた。
本当にコーナリングが良いので、とても嬉しいです。
僕たちは大変良い作業ができました。重要なのは作業を続けるこで、特にブレーキングでの方向展開に集中して全体のフィーリングを良くして行こうと思います。」

との事です。

MotoGPクラス カタールテストのリザルトは以下の通りです。
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3月3日までのカタールテストが終わると、いよいよ2018年のMotoGPが開幕となります!
前から当ブログで行っている「シーズン開幕前予想!MotoGP 2018年 タイトルは誰の手に?」というアンケートも終了期間が近づいていますので、まだ投票されていない方は是非ともご参加ください!
※フォルガーの票は、シャリンへの票と見なします。
システム上『性別・年齢・地域』の選択肢が設定されており、『コメント欄』も用意されていますが、選択したり、コメントを残さなくても投票できますので、気軽にご参加ください!





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