MotoGP 第5戦 フランスGP 予選結果と各ライダーのコメント



5月18日~20日の日程で、ル・マンにあるブガッティ・サーキットでMotoGP 第5戦 フランスGPが開催されます。

開催2日目となる19日は、各クラスの公式予選が行われました。

各クラスの予選結果とMotoGPクラスの各選手のコメント、決勝日のタイムスケジュールについて取り上げたいと思います。





moto3クラスの公式予選は、フリー走行総合12番手だった総合2位のホルヘ・マルティンがサーキットベストラップを更新し、今季6度目のトップタイムをマークしました。
マルティンは、第3戦アメリカGPから3戦連続のポールポジションを獲得となります。
2番グリッドは、フリー走行総合16番手のヤコブ・コーンフィールが0.123秒差で獲得。
3番グリッドは、フリー走行総合5番手のエネア・バスティアニーニが獲得しました。
moto3クラスへ参戦している日本人選手の結果ですが、フリー走行総合9番手の鈴木 竜生選手が0.738秒差の15番手、フリー走行総合11番手の真崎 一輝選手が17番手、フリー走行総合21番手の佐々木 歩夢選手が26番、。フリー走行総合8番手と好調だった鳥羽 海渡選手は27番手となりました。


MotoGP 第5戦 フランスGP moto3クラス 公式予選リザルト
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moto2クラスの公式予選は、フリー走行総合3番手で、現在総合1位のフランセスコ・バグナイアが今季3度目のトップタイムをマークしポールポジションを獲得しました。
フリー走行総合2番手のチャビ・ビエルゲが、0.202秒差で2番手に入り、フリー走行総合15番手のロレンソ・バルダサーリが、0.395秒差の3番手に入り、フロントローを獲得しています。
moto2クラスへ参戦している日本人ライダーの長島 哲太選手は、1.485秒差の22番手で予選を終えました。

MotoGP 第5戦 フランスGP moto2クラス 公式予選リザルト
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MotoGPクラスの公式予選は、フリー走行総合4番手だった総合2位のヨハン・ザルコがサーキットベストラップを更新し、開幕戦カタールGPの公式予選以来、今季3度目のトップタイムをマークしました。
まさに鳥肌物のスーパーラップでした!
2番手には、0.108秒差でフリー走行総合2番手のマルク・マルケスが入り、3番手には公式予選1から公式予選2へ進んで来たダニロ・ペトルッチが入り1列目を獲得しました。
MotoGPクラスへ参戦している中上 貴晶選手ですが、明日の決勝レースを7列目19番グリッドから迎えます。


MotoGP 第5戦 フランスGP MotoGPクラス 公式予選リザルト
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ここで、MotoGPクラスへ参戦している選手からコメントが発表されていますので紹介したいと思います。



ヨハン・ザルコのコメント(予選1位)
「最高の気分で、とても感動的です。
ここでの予選で、こんな感動が得られるなんて思ってもいませんでした。
確かに速くなりたかったですが、ダッシュボードで31.185秒を見たときは、僕自身が驚いてしまいました。
1度目の走行はすごく良かったけど、新品タイヤはさらに速さを提供してくれたので、2度目の走行でトライして、上手く行きました。
異なるタイヤで走ったのですが、素晴らしかったです。
駆けつけてくれたファンに感謝したいです。
ポジティブなエネルギーを与えてくれました。」




バレンティーノ・ロッシのコメント(予選9位)
「初日と今日の午前は速かったから予選は期待していました。
午後に幾つか試しましたが、ミスを犯して転びました。
ペースは悪くないですが、すごく良いわけではありません。
新品タイヤでタイムを伸ばすことができませんでした。
問題は他車がすごく速いことです。
他車は一歩前進しましたが、僕たちは前進していません。
3列目からのスタートは厳しいです。
トップ5でフィニッシュできるように全力を尽くします。
ザルコ、マルケス、ドビツィオーソの3人が優勝や表彰台を争い、僕たち2、3人がその後ろでポジション争いをすることになるでしょう。
ザルコは素晴らしいです。
今日だけでなく、1年を通じて僕たちよりも速いですからね。
彼の速さの理由が解りません。
タイヤをあまり消耗しないようですし・・・」





マーベリック・ビニャーレスのコメント(予選8位)
「当然、今回の予選は期待していました。
FP4では違うバイクを走らせているようでした。
まるで違うライダーのようだったことが欲求不満です。
レースではバイクの感触が戻ることを期待しますが、暑い中で走ることになるでしょう。
FP3を参考にすれば、優勝争いができるでしょう。
もし、FP4を参考にすれば、大きく苦戦すると言わなければいけません。
辛抱強くならなければいけませんが、僕は勝ちたいです。
バイクは良いんです。
ザルコが僕の参考となります。
ヤマハは何かを間違えています。
シンプルに僕たちは間違えています。
プレシーズンに進むべき方向性に進まなかったのは確かでしょう。




マルク・マルケスのコメント(予選2位)
「ザルコがチャンピオンシップのライバルの1人です。
今日の時点で、ヤマハのナンバー1ライダーですね。
M1で最速なので、チャンピオンシップのライバルとなるでしょう。
ザルコ、ドビ、ヤマハの2人がライバルです。
予選はすごく良かったです。
速く走れることを期待し、31.2秒は素晴らしい記録です。
今日のザルコは何かを持っていましたね。
ポールポジションが相応しいでしょう。
僕たちにとって、ココは苦しむサーキットの1つで、まだ少し苦労していますが、ここまでは何とか上位に進出しています。
これが重要です。
午前中に転んでしまいました。
今週末は転倒が多いです。
路面はグリップがあるので、自信を与えてくれバイクを倒し過ぎてしまい、無理してしまうことが転倒の原因だと思います。
それに午前は気温が低いです。
全力で走る前に準備を整えるのが重要なので、明日は注意しなければいけません。
今日はタイヤを沢山試しましたが、まだ明日の決断を下していません。
タイヤ選択とタイヤマネージメントが重要となるでしょう。
明日最も危険なのはドビです。」





ダニロ・ペトルッチのコメント(予選3位)
「FP3まで何かが不足していました。
バイクのバランスを何度も調整して、FP4でその何かが見つかってタイムが伸びました。
期待はしていませんでした。
明日は表彰台争いができるか解らないですが、1列目からスタートすることで上位陣と一緒に走れるかもしれません。
タイヤを選択する必要がありますが、ヤマハ勢が来るでしょう。
ザルコとマルケスが優勝争いをすると思います。
ドヴィジオーゾに感謝したいです。
僕がドゥカティに加入してから、サーキットの外も含めて、いつも僕を助けてくれました。
ドカティは僕ができることをしっかり把握していますが、今は全てが重要です。
僕の周囲の人たちは落ち着くように助言してくれますが、決して落ち着けません。
プレッシャーを受けるとき僕は怒りを覚え、さらにパワーを発揮します。」





アンドレア・ドヴィジオーゾのコメント(予選5位)
「今日は全てが良かったです。
デスモセディチGP18のフィーリングはすごく良かったです。
素晴らしいスピードがありました。
午後はセッティングやタイヤなど沢山の作業をするために必要な時間があり、ハッキリしたアイデアがあります。
良いポジションからスタートします。
表彰台争いができると思いますが、良いペースで走るライダーたちが沢山いますね。」


とのコメントを各選手残しています。
最後に決勝日のタイムスケジュールは以下の通りになります。


MotoGP 第5戦 フランスGP 決勝タイムスケジュール

5月20日(
15:40~16:00 moto3クラス WUP
16:10~16:30 moto2クラス WUP
16:40~17:00 MotoGPクラス WUP
18:00~    moto3クラス 決勝レース
19:20~    moto2クラス 決勝レース
21:00~    MotoGPクラス 決勝レース





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